あっついシャワーを浴びたい、こんな寒い夜に
いつも小難しいこととか、旅行のことばっかりですが、今日はふつーのどこにでもあるような話を書こうと思います。
ここに載せる文章を書く時に、なるべく排しようと思ってるのは、あんまり感情をそのままに表さないことです。「なぜ」こんなふうに考えたか、感じたか、どこに原因があるのか。そういったことを自分なりに分析しながら、そしてどうやったら少しでも伝わるかな、ということを意識しつつ書くようにしています。
が、今日は別にそんなことをしないです。だから読みにくいのがさらに読みにくくなるかもしれません。わからなかったらすみません。
僕はなにかをしない時間、ぼーっとしている時間、何かをゆったりと考える時間があまり好きではないので、いつでもなにかをしています。主に文字を追っていることが多いです。
でも、それが許されない時間がある。シャワーをあびているときだったり、帰り道に自転車を漕いでいるときだったり、一人で傘をさして歩いているときだったり。無理やり共通項を見つけるとすれば、体を動かすために頭を使っている、しかしそれでもまだ余裕があるときだろうか?
そんなときに、ふと背筋がゾクリとする。そろそろ一年になるだろうか、兄貴分だった人が自殺してしまったことを考える。僕の劣等感の原因の根底をなす姉と自分のスペックを比べてしまう。周りから好かれる友人と、それと好対照な、周りから浮く自分のことを憂いてしまう。今こんなことしてていのか、その積み重ねで駄目になっていく自分と、それを直せない自分と、心の何処かで諦めている自分がいる。それを直視してしまう時間が訪れる。
きっと誰にでもあるけど、僕は誰でもない誰かだ。この怖い時間は誰とも共有できない。逃げるためには、なくすためには努力をすればいいのか?自分はそんなコツコツ努力をできる人間でないと知っている。けれどもその場でどうにかできるほど頭がいいわけでもない。じゃあどうすればいいんだよ、そんな無限ループに陥る。
最近、こんな時間が増えた。寒いからだろうか。それを変えようともがいたりをしているけど、きっとまた、失敗するんだろう。
いつか、友人に評されたこんな言葉が思い出される。
「きみに任せておけば、大成功はしないけど、大失敗もしない。普通か、小失敗くらいに抑えてくれる」
ありがたい言葉だ。きっと小失敗で、日々諦めつつ、小さな幸せとともに生きていけるんだろう。みんなも頑張ろう。