なまこ旅行記。

旅行記と生息記。

なまこ旅行記

東京など

先日、学会に行ってきました。

そのついでに友人の大学祭っぽいものにもおじゃましてきました。

 

フットワークと頭が軽い、を最近の自己紹介にしている。

まさにその通りに、その3日前に学会に行こう!と決めたので特にできることもなく、本当に目的のみの東京でした。

楽しかったけど、旅とはいえませんね。タグは旅にしとくけど。


先に学祭で、泊めてくれた友人は忙しいので別の友人に案内していただけました。

この友人がまた面白い人で、旅の大先輩ですね、うん。見習いたい。

 

一緒に(このブログの名前にもある通り)なまこを触ったり、見知らぬ大学内ではぐれたりしましたが、全然話せなかったです。もっと話したかった。

 

学祭は屋台とか出し物とかをほとんど見ずに、なぜか理学部(でいいのだろうか)の学術展示をまわってタンパク質の話だったり雲のでき方を学んだり農学部でふぐの生態を勉強したりした…あれ?僕の専攻はなんだったっけ?

あと意外と生物の知識は忘れていないんだなあと。高校のお勉強って定着してるっぽい。

 

その後、泊めてくれた友人ほかとご飯を食べ(ご馳走様でした)一日目を終えました。ちなみに二日目の朝も彼がごちそうしてくれました。

関係各所の方ありがとうございます。


学会。

学習院大学は駅から近い。うらやましい。

午前に個人発表を幾つか聞いて、午後からシンポジウム。

あとね、学会行くと専門書2割引きのカタログもらえる。それがびっくりだった。

 

「わかりやすい日本語」というシンポジウムを聞きに行く、のが今回の目的だったのですが、三人の先生が自分の研究を発表、その後質問に答える、という形式でした。

もっと先生方の討論とかを聞けると思っていたのでそこはちょっとがっかり。

 

一人目の先生は何言ってるかよくわからなかった。馬鹿だからかも?ただ、視点の違いというのが重要だったのが二人目の先生の話を聞いておぼろげながら伝わった。

 

二 人目の先生が話していることも難しかったけど、興味のある分野(文法)の事だったからか、非常に面白かった。日本語と英語の視点、「It」とは?みたいな お話でした。ただ、もちろん理解しきれなかったこと、そもそも僕の知識が少ないことでわからなかったこともある。もっともっと賢くならなきゃなあ。

 

三人目の先生がまさに「わかりやすい日本語」の話をされた。

あ、 これ習ったなあということ、意外だと思ったこと、なるほどなあと思ったこと、あれ、これは僕が実践してきたこととは違うな、と思ったことのどれもがあっ た。この人のお話は、特に前提の知識もいらず、「わかりやすい日本語」を話していらっしゃった。こんなような話し方ができるようになればいいなあ。

 

あ、そういえば学会後にご馳走してくれた三重のTくん(でいいのか?)にもお礼を。


あんききらーい、ちしきなんてほんとねっとがあればいいし、じあたまがよければそれでいいじゃーん。

 

よくサボり魔から聞く言い訳ですし、僕も支持してきた考え方です。

暗記って僕は嫌いなんですよ、だから国語(日本語)が好きで、社会と英語が嫌いなんです。

で も、どの勉強、どの学問だって考える以前に「知識」はある程度いるって最近気づいたんです。その知識を得るための作業が「暗記」であったり、あるいは「授 業」であるわけですよね。ただ、僕の場合はその暗記作業が趣味の「読書」で置き換わっていたから国語ではあんまり必要なかった。

 

ただね、大学の、それもこの段階になってくるとそういうわけにもいかなくなる、学会に行ってそう痛感しました。別に学会に限った話じゃなくても、ある内容について話すとき、それが理解レベルでは非常に簡単な話であっても、事前知識がなければ理解ができない。

例えば、"This is a pen"といった手垢のついた、ものすごく簡単な文章。

アメリカであれば3歳児だって多分理解できます。

でも、英語を全く知らない菅原道真が理解できるか、といえばおそらく理解できないでしょう。地頭は良かっただろうし、文としてはものすごく簡単な文なのに、それを阻んだのは「英語の知識」なんですよね。

これの超複雑版が大学では簡単に起こりうる(と言うか前述の一人目の先生では起こったんでしょう)ので、知識を仕入れていくのも大事なんだなあと変わりました。


まとめ

・一日目を遊ぶつもりで勉強してしまった

・学会超楽しかった

・まだまだだなあ

・旅に出たい