なまこ旅行記。

旅行記と生息記。

なまこ旅行記

宮城旅行

お久しぶりです。

宮城に行ってきました。

目的は「ap bank fes 2016」だったのですが、

折角なので日本三景の”松島”、本州最北端の帝国大学の”東北大学”も見てきました。


松島、個人的にはうーん…でした。

というか「松島」がどの島を指しているのか結局わからずじまいでした。

若いせいでしょうか、あの岩だらけの島々を見ても「ああ、島だ」としか感じられませんでした。

食べ物はどれも美味しい!

特にずんだメロンパン。笹かまの手焼きも210円でできる。

あちこちに「ここまで浸水しました」というの看板がたくさんあるのが、生々しくて何とも言えなくなる。

贔屓目もありますが、インパクトというか、僕ら世代で楽しもうと思ったら、広島の宮島の方が上だと思います。

ただ、眺めはやはり抜群ですね。どうですかこれ。きれいでしょ。

宮島の話が出たのでもう少し。

松島、非常に宮島に観光戦略が似ているなあと。

具体的には、「赤い建造物」「牡蠣」「名物の肉まん的何か」の三点。非常に遠い土地に来たはずなのに、なんだか広島にいるような不思議な心地でした。

次は天橋立かな。

 

あ、東北大学岡山大学に似て、移動しやすく平たい、過ごしやすくわかりやすい、まさに「みんながイメージする最近の大学」でした。うらやま。


本当はフェスの話をしたいのですが、宮城で一番印象的だったのは、宿泊場所でした。

実は友人に泊めてもらうつもりだったのですがアクシデント。

急遽宿を探すことに。とはいえ、結構な有名フェスなので空いていないだろうと諦めていたのですが、「宿や萩」さん「東寺庵」さんに一泊ずつ泊めてもらえることになりまして。

宿や萩さん

 

仙台駅まで徒歩10分快適に宿泊できる安宿ゲストハウス宿や萩です

仙台駅まで徒歩10分ゲストハウス 安宿 ホテル 観光 出張 旅人

ve.cat-v.ne.jp

↑にも出てますが、まず近い。駅に近いのはそれだけでいいよね。

オーナーさんの人柄が独特。癖になるゆるさの人でした。ロビー(でいいのか)は涼しいし、お客さんも楽しい人ばかりでした。水回りもきれい。あえて言うならベッドが硬かった。

 

東寺庵さん

ゲストハウス仙台東寺庵 Guesthouse 
Sendai Tojian

ゲストハウス仙台東寺庵 Guesthouse Sendai Tojian

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www.tojianguesthouse.com

ここがもうよかったのなんの。

信じられない待遇だった。

「実家のような安心感」とよく謳われるキャッチコピーは、ここにこそふさわしい。

布団はふかふかだし、普通のとこではタブーの、浴槽にお湯を張るのもオッケーみたい。

あんまり書きたくはないのですが、宿泊するために払うお金は2000円なのにお酒飲み放題などのサービスはあまりにも破格。親切極まりないし。

もっかい行くなら絶対ここに泊まりますね。

僕の知るゲストハウスの中で間違いなく一番でした。


最後に、移動手段について。

普段は18切符鉄道旅やチキチキ!深夜の高速バス寝不足旅でしたが、今回ほとんど飛行機で移動しました。

昼のフライトは初めてだったのですが、空って、きれいですね。天上界という言葉はこのためにある。

あと格安航空とそうじゃない航空の違いがいまいち感じられなかった…。荷物にお金を取られないこととジュースがいっぱいタダでもらえることくらい?

児童文学から見る自分の退化

 突然だけれども、「児童文学の不朽の名作の条件は、なにか」と問われたら、あなたはなんと答えるだろうか。

 

 もし、僕がそう問われたら、「なまなましさ」が恐らくその条件だ、と答えるだろう。

 

「なまなましさ」。いかに物語を身近に感じられるか、である。

 

  子どもらにとって、いやこれは全ての年代に言えることだが、読書とはすなわち冒険である。そこに居ながらにして、そこではないところにいて、ここにはない 経験をする。もしかしたら探偵になり何事件の解決に導くかもしれないし、もしかしたら怪盗になりお宝を見事手に入れるかもしれない。あるいは悲劇のヒロイ ンになって、服毒自殺をしてしまうかもしれない。

 

それを楽しむためには、やはり物語に深く入り込む必要があるだろう。そしてそれに不可欠なのが、「なまなましさ」だ、と僕は思うのだ。


  けれども、これがなかなか難しい。子どもらの知っている世界は、あまりにも狭い。広さな意味でも、知識的な意味でも。それはすなわち、作品の舞台が絞られ てくる、ということだ。世相、最新技術を絡めれば、いずれは時代遅れになり「不朽」たりえないし、語彙の難度をあげれば、それは児童文学とは呼べないもの になってしまう。ところが話がつまらなければ、それはそもそも名作ではない。

 

 それを表現するために一番適しているのが、おそらく異世界モノ、いわゆる「ファンタジー」なのだろう。

 誰も知らない世界ならば、前提の知識は必要ない。すべては、作者の表現次第だ。総理大臣も、携帯電話(今はスマホか)もいらない。必要なのは王様と伝書鳩だ。子どもたちは、みずからの想像力だけを手掛かりに未知の世界を冒険すればよい。


 実際にいわゆる児童文学の名作と言われるものには、ファンタジーが多い。あげれば枚挙に暇がないが、「ナルニア国物語」「ハリー・ポッター」「ダレン・シャン」「デルトラクエスト」などは、みなさんもご存じなのではないだろうか。

 

  もちろん、国産だって負けてはいない。そのもっともたる、二大巨頭の一人とまで呼ばれる人が、上橋菜穂子さん。「守り人シリーズ」「獣の奏者」で有名だろ う。上橋さんが描くのは、綺麗な魔法が登場し、こわーいドラゴンを倒し、わかりやすい悪人を成敗するような、そういったお話ではなく、ゴリゴリの、骨太な ファンタジーだ。

 

 今回これを書くに至ったのは、その「精霊の守り人」を久々に読み返したからだ。

 ざっくり筋を話すと、現実世界は「サグ」と呼ばれる。もう一つの世界の「ナユグ」の生き物に卵を産み付けられた皇子。それを狙う、皇国が差し向ける「サグ」の暗殺者と、「ナユグ」の卵喰い。そして主人公の女用心棒が皇子を守る、といった流れだろうか。


 当然、おもしろかった。懐かしくもあり、また忘れているところもあった。

 あのころ読んでいた本を思い出した。

 同時に、自分の変化に愕然とした。

 読んでいる最中に、登場人物のセリフを日本語学的観点から見てしまった時には、苦笑してしまったが、一番の変化はそこではない。

 

 かつての自分の読書スタイルは、読んでいたら、そこに自然と世界が見えていた。笑う方がいられるかもしれないが、誇張ではない。ぞわり、と肌が粟立つような感覚から始まり、文字とともに映像が脳裏に浮かび、登場人物の声が聞こえる。そんな読書経験をしてきたのだ。

 今でも、特に面白いと感じる本で、肌が粟立つような感覚に襲われる。映像が一部流れることもある。おそらくだが、意識すればまだ、世界を見ることもできるかもしれない。しかし、それは断片的で、無意識に世界が見えるほどにその世界に入り込むことは、いまはもうできない。

 

 読書量が、高校や大学でぐっと減った影響なのか。感受性の問題なのか。想像力の影響なのか。ファンタジーを最近読んでいないせいなのか。原因はさまざまだろう。

 

 とにもかくにも、僕は悪い意味で「現実世界の住人」、「サグの住人」になってしまったのを、久々に読んだ本で気づかされた。

 最近、ありがたいことに、読書会をする活動に参加するようになった。読書をする癖を、もう一度取り戻す。そしたらまた、「もう一つの世界」「ナユグ」がみられるようになるだろうか。

なまこのほしいものリスト

Amazonとかのネット通販って便利ですよね。クレジットカード作ってからよくお世話になるようになりました。


人の誕生日プレゼントでネクタイを買いました。

ネクタイほしいなって思いました。

 

いや、スーツって好きなんですよ昔から。あれって、「THE・格好いい男」の”ステレオタイプ”ですから。

だからというわけじゃないんですが、昔からずーっとスーツの似合う紳士に憧れています。

あとは仙人にもなりたいですね。

まあ、中身も外見もついてこないんですけどね。


ところで、ほしいものって意外とないなあって感じました。

 

いや無欲なわけじゃないんです。漫画とか、服とかいいなあっておもうんですけどね。クロスバイクはずーっとほしいし、今だったらプラネタリウムとかアロマディフューザとか寝袋とかほしい。あ、ミュージックプレイヤーもほしいしゲーム機もほしい。

ただ、本当に欲しいか?といわれたら「あったら嬉しい…」くらいなのかも、と思うくらいなのかも、と自信なくなってきました。だって、本当に欲しかったら買ってるでしょう?貰ったら明らかに大喜びするけども、買ってないってことはほしいものじゃないのかも。

 

じゃあ逆にお金出して買ってることってなんだ、って考えてみたら、後輩に奢ったりすることと旅行だったりするんですよね。

 

つまり、僕はどちらかといえば、モノよりも、後輩との時間や旅。はたまた人格の改善や英語力とか、そういった体験や中身の変化を求めてるんだな、って自己分析したところで筆を置きます。