癖。
無くて七癖あって四十八癖って話。
「自分の癖」ってぱっと言われて何が思い浮かびますか?
意外と出ないのではないでしょうか。
手癖口癖文の癖、それぞれ自分のは1個はすぐに出ます。
ただ、この癖ってやつ、結構面倒ですよね。
僕で言えば、文であれば語尾の母音を出す癖があります。
例えば、
「今日は疲れたなあ、と思う時があるじゃないですか」
みたいな文章。
「疲れたな」ではなくて、「疲れたなあ」と書きがちです。
勿論、自分なりに意図はあります。僕は文章を書く時には「話すように書こう」と決めているので、実際の発話を文字起こししているような書き方になっているはずです。
そして実際、発言するときには語尾が伸びる。それを反映して、自分の文章はかなり自分にとって音読しやすいものになってきました。
こういう、「意識」していたものが「無意識」になった「癖」というものもありますが、残念ながら最初から無意識にやっているものがあります。
そして、「無意識」というのはたちが悪くて、往々にして修正が難しい。
特に、口癖というのが特に難しい。この場合の口癖は、「よく口走る言葉」ではなく、物理的な口の癖のこと。
僕は舌打ちを良くしてしまう癖があります。
いや、「意図的に鳴らそうとする」舌打ちではなく、「口を開くと勝手に鳴る」舌打ちですね、これが厄介で。
特に真面目に考えてるときにこの癖が出てしまいます。そして、怒られてるときって大抵「これからどうしよう」とか「どうやったら許してもらえるかなあ」(文章の癖が出てしまいましたね)とかを真面目に考えるわけじゃないですか。
そのときにこの癖が出ると、火に油を注ぐわけです。
そもそもの話、デフォルトの顔に「死んでる」「怖い」「不機嫌そう」という評価をいただくので、それとの相乗効果もあるんでしょう。
なんというか、「意図せざるところで受ける不利益」というものを最近感じて、困りました。まあ、最終的には「どうせ万人には基本嫌われるからいっか」で終わっちゃうんですけど。
別に、癖って悪いものばっかりじゃないのはそれはそうなんですよ。ただ、「その癖のせいで誰かが嫌な思いをしている」っていう事実だけは、知っておかないと損ですよね。
だって、どんだけ人から嫌われている自己評価メーターにずれが生じるわけですから。
ただ、無意識起点の不快を伴う癖というのはそこまで教えてもらえるわけじゃあありません。教えてくれる程度には嫌われメーター低くなくちゃいけないので、それをしてくれる友人を大切にしましょう。
みなさんも一度、「癖」について周りの人に聞いてみてください。意外なことがわかるかもしれませんよ。
次回は嫌われメーターについて話そうと思います。
あと、コメントで僕の癖教えてください…。